メンバーとの距離が近いリーダー

組織

飲み会のない会社

ある会社では社長の威厳を保つために早い段階から社長室を作り、飲み会はない会社にしている、という記事を読んだ

確かに、そうすることで少なからず上司と部下の距離はある程度保たれる

しかし、上司と部下の距離は仕事をしていく中で、できれば近い方がいいのではないかと私は思う

そのためには飲み会があった方が距離も縮まりやすいのではないかと思う

飲み会のメリット

飲み会の場では、以下のことについて期待ができる

  • 日頃話さない人と話ができる
  • プライベートの話がしやすい
  • 普段しない会話で共通事項を見つけることができ、親近感を抱くことができる
  • 緊急性は低いが、重要度の高い仕事のテーマについて話しやすい

飲み会では職場では話さない本音だったり、ちょっとした意見だったりが出やすい

また、日頃を話さない人と飲み会で話すと怖そうに思っていた人でも意外と怖くないということがあったりする

なぜそのようなことが起こるか?

職場では職位に応じてヒエラルキーがあるが、飲み会の場では効果的なヒエラルキーがなく発言をしやすくなるためだと考える

そのため、相手と友好関係を築きやすく、飲み会で仕事以外の話もでき、職場に戻った時により仕事がしやすくなる

例えば

職場において大切な報告連絡相談をするか迷うことがあると思う、迷った時にするかしないかは、相手が話しやすい人かそうでないか(心理的安全性があるかないか)によることが多い

しかし迷った報告連絡相談は大抵の場合した方が良い

その微妙なラインの報告連絡相談ができる組織はできない組織に比べてよりパフォーマンスが高くなる

ヒエラルキーのない環境でお互いに友好関係を築くことは仕事へも良い影響を与える

飲み会のデメリット

人が集まった時に愚痴で盛り上がることがある、これは飲み会におけるデメリットである

仕事の愚痴を言う飲み会は全く不毛である

愚痴を言うくらいなら飲み会はしない方がいい

飲み会で愚痴を言ったらいけないという話ではなく、愚痴を言うこと自体が人生において避けるべきことである

ボトムアップの組織

慣れ親しんだ間柄は良くないが、距離に緊張感があるとボトムアップの意見は促されず、

リーダーが輪の中ではなく、ヒエラルキーの上にいる状態になってしまう

組織が発展していく上では、リーダーの独断で事を進めていくことのある程度必要だと思うが

物事を色々な角度から見るためにいろいろなメンバー、末端の人からも意見をもらうということはとても大切である

心理的安全性を高める

ヒエラルキーがある組織では心理的安全性は低くなりやすい

また、親密なリーダー親密な同僚がいる組織では心理的安全性は高くなりやすい

心理的安全性が高い組織はチームの生産性が上がり発展していくとされている

心理的安全性が全てではないが、組織を活発にしていくためには心理的安全性は高い方がいい

まとめ

飲み会は心理的安全性、また仕事に良い影響を与えると考える

ただ、飲み会をすればいいというわけではなくて、効果的な飲み会であれば仕事のパフォーマンスを上げることができる

愚痴を言い合うための飲み会は蛇足である

飲み会がリーダー、社長としての尊厳を損なうことに寄与するかについては必ずしもそうではない

飲み会をしただけでは、リーダーがメンバーに舐められるということはない

ただ、舐められやすい人にとっては一貫してリーダーとしての尊厳を保つやり方、ヒエラルキーが持続してある環境、つまり飲み会がない環境が必要なのかもしれない

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