仕事が好きでない人
仕事が好きでない人は多い
私の身の回りにも仕事の愚痴を言う人がたくさんいる
世間でも仕事はできるならしたくないこととして捉えられている
定時で帰ることを大切にしている人もいるし
FIREをして人生における仕事の時間を減らすことを目的としている人もいる
仕事が原因で精神を病んだりする人もいる
しかし仕事というものはそんなに悪いものなのだろうか
マズローの欲求段階説
マズローの欲求段階説は人の欲求が段階的にあるとしている
人はまず生理的欲求を満たし、その後安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現の欲求という順番で満たされると言われている
仕事において満たせる欲求は社会的欲求、承認欲求、自己実現の欲求があると考えられる
会社という組織に属して社会的欲求を満たし、上司や同僚、お客から承認されることにより承認欲求を満たし、また自分の力を発揮して自己実現の欲求を満たすことができる
この高次元の欲求を満たすことができる個人は仕事に対して大きな不満を抱くことはなく、楽しいと思える瞬間が多い
しかし仕事で成果が認められず、過労により不眠、疲労などの症状が多ければ、1番低い段階の生理的欲求でさえ満たされないため、仕事に対してマイナスのイメージを抱くことになってしまう
会社において重要なのは自己実現の欲求を満たそうとする個人を増やすことである
そのためには、マズローの欲求段階説を参考に低次元の欲求から高次元の欲求を個人が満たせているかが重要となる
不調があれば会社を休める環境、精神的にも身体的にも安心感を与えれる環境、会社に居場所がある環境、個人を承認し、承認欲求を満たせる会社である必要がある
チクセントミハイのフロー
地区センター未来のフロー理論とはスキルレベル挑戦、レベルに応じて図のように個人に精神的な段階があるということを示した理論である
この中で一番良い状態とされるのはフローの状態である
仕事において新人の場合、スキルレベルが低いため不安、心配、無感動といった精神状態になりやすい
しかしスキルレベルがだんだんと上がってくると業務に対して挑戦レベルが低いと退屈だったり、挑戦レベルが高いと覚醒といった精神状態になる
そして、スキルレベルが高い状態では挑戦レベルが低いとリラックス、挑戦レベルが中等度だとコントロール、挑戦レベルが高いものだとフローの状態になる
このフローの状態が仕事において発揮されるためには、個人のスキルレベルが高く、挑戦レベルも高い仕事内容である必要がある
まとめ
日常生活の仕事以外の場で自己実現の欲求を満たしたり、フローの状態になる機会は少ない
確かに仕事は個人の状態によっては苦しく、辛いものであるかもしれない
しかし、与えられる環境や仕事次第で個人は能力を発揮して自己実現の欲求を満たしたり、フローの状態になることもできる
個人の能力を発揮できる職場環境が増えていけば、世間の仕事に対するイメージもプラスのものになっていくと思う
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