指示出しのポイント
指示を出したのに、部下が言った通りに動いてくれない。そういった経験は誰しもあることだと思う
指示を出す時に大切なポイントとして以下のことがある
- 期限を長めに設定する(指示を早めに出す)
- やって欲しいことを明確に伝える
内容にもよるが、決める期間は少し長めの方がいい
優秀な人はすぐ仕事を終わらせることができるけれど、優秀でない人は時間がかかる
優秀ではない人でも「時間がなかった」という言い訳ができないようにするために、期間は長めにとっておく
長めに期間を設定するためにリーダーは早めに指示を出す
部下が優秀だったら期間を短めにしていいというわけではない、時間に余裕があれば質の高い仕事が期待できる
そのため、リーダーは早めの指示を出すことが大切である
周りが「もうそんなことまで考えてるの!、早いな」と思わせるくらいがちょうどいい
また、
指示出しの内容についてリーダーが思っていることは大抵の場合、うまく伝わらないことが多い
人によって言葉に受け取り方や解釈の仕方が違うからである
「言ったことがきちんと伝わる」というのは稀であり、そういう場合は業務が簡単であるか、マニュアルがきちんとされている場合である
そのため、リーダーは指示を明確にし、必要があれば途中で報告するように指示をすることが大切である
怠け者の心
リーダーは優秀であることが多い
優秀であるからリーダーを任されるのである
しかし優秀なリーダーは優秀であるがゆえに優秀でない人の気持ちが理解しがたいことがある
そのためリーダーは怠け者の心を持つことが大切だ
どんなにやる気がない人でも、どんなに仕事が遅い人でも仕事ができるように指示を出すことがリーダーには求められる
できない人は仕方ないと切り捨てるやり方は長い目で見ると成功はしない
なぜならパレートの法則にあるように「2:6:2=優秀:普通:優秀でない」の割合で組織には人材が集まっていて、優秀でない人を切り捨てると時期に全体の中から優秀でない2割がまた出てくる
優秀でない人材は全体の2割ほどいる
しかしその2割にも給料は出ていて働いてもらう必要がある
リーダーはその2割に対しても給料に見合う仕事をしてもらうため質の高い指示出しが求められる
指示を受ける側の気持ちになる
どんなことをするに至っても相手の気持ちを考えることは大切である
それは指示を出す場合も一緒である
指示を出す側は自分の権威を示すかのように相手に仕事を丸投げするような指示出しをする場合もある、(優秀な人相手ならいいのだが、、)
しかしそれは未熟なリーダーがすることである
組織のパフォーマンスを上げるためには、個々のパフォーマンスを上げる必要があり、そのためには個々への質の高い指示出しが重要となる
相手に見合う内容の仕事を指示するのはもちろんのこと、指示を受ける側のことを考えて仕事の期限、内容、伝え方を選ぶことが大切だ
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