近年子供の精神疾患患者が増えている理由は、幼少期に叱られる経験が少なくなっているから?

子育て

教育関係者の話

『近年子供の精神疾患患者が増えている理由は、幼少期に叱られる経験が少なくなっているからだ』

このような発言を教育長をしている教育関係者が言っていたらしい

本当にそうなのだろうか?

叱るとは何だ?

叱るということについて、そこには上下関係が存在し上の人が下の人に感情的に物事を伝え注意するということを意味すると思う

つまり叱られるというのは、上下関係の経験感情的に物事を言われる経験の2つが合わさる

子供は上下関係の中で感情的に注意された経験が多いほど精神疾患が少なくなる、というのだろうか?

精神を強くする方法

某教育者が意味することは精神的に弱い人が増えているということを言いたいのだろう

しかし叱られる経験が増えたからと言って精神的に強くなるとは考えにくい

精神的に強い子は叱られることで育つ、というのは昭和の発想である

精神的に強いというのは自己肯定感のある子のことを指すと考える

自己肯定感とは

自己肯定感とは自分自身を肯定的に受け止めることである

自己肯定感が高ければ自信を持つことができ、色々なことに挑戦して、失敗も肯定的に受け止め、健全な精神的成長を促しやすくなる

反対に自己肯定感が低ければ、自分に自信がなく、挑戦も避けるようになり、失敗を嫌い、精神的ストレスを抱えやすくなる

自己肯定感が低ければ精神的ストレスが大きくなりやすく精神疾患を患いやすくなる

叱ることが自己肯定感に与える影響

叱られるというのは、上下関係の経験と感情的に物事を言われる2つを経験する

叱られると上下関係において「あなたは下である」ということを示され、さらに感情的に怒ったりして物事を言われることは「自分は下の人間であり怒られダメだ」と自己肯定感を下げてしまう

たくさん叱られる経験をした子供は失敗がダメなものという認識をし、『失敗したら叱られる、余計なことをしたら叱られる』と自分自身の行動に制限をかけるようになり挑戦をしなくなる

そのような連鎖がつながり、自己肯定感は下がっていく

まとめ

子供の精神疾患患者は叱られる経験が少なくなっているから増えているのではない

叱られる経験が増えたからと言って精神疾患患者が減るとは考えにくい

精神疾患の原因と考えられる精神的ストレスについて、精神的ストレスは自己肯定感が低いと大きくなる

自己肯定感の高い人は精神的ストレスを抱えにくい

精神疾患患者を減らすためには、自己肯定感の高い人を育てることが必要であり、叱るという行為は自己肯定感を下げるため、避けるべきである

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